【愛知県】犬山城

CASTLE DATA FILE.40
登城日:2024年9月15日
交通手段:東名高速道路「小牧IC」から30分
ステータス:日本100名城・国指定史跡
ジャンル:連郭式 平山城
遺構:天守・石垣・土塁
復元建築:櫓・門(模擬)
スタンプ:城郭内(門2階の管理事務所)で押印
御城印:犬山城前観光案内所で購入
木曽川を見下ろす。日本最古の現存天守
最近仕事が多忙すぎて城に行くことができていなかった為、一泊二日で愛知と岐阜に強行しました。
深夜2時に出発。ゆっくりとサービスエリアで休みながら車を走らせ、朝7時半に犬山城に到着。
江戸時代以前より建築された天守は、残念ながら全国に12城しかありません。
その内の一つが犬山城となります。
そして、現存天守の中で国宝に指定されているのは5城のみ。
姫路城、松本城、彦根城、松江城、犬山城。
犬山城はそんな貴重でありがたいお城なのです。
城の麓にある駐車場に車を停めて、9時の開城まで近くを散策です。

駐車場からも早速美しい犬山城天守を堪能することができます。
天気が悪くても、やはり城を目の前にしてしまうと、自然とボルテージが上がってしまいます。

天守に向かう大手道。
櫓があった場所には、現在神社の社務所が建っています。

続いて黒門跡。
防御性を高めた喰違いになっており、クランクになっています。
敵はここでスピードを落とさなければならず、そこを脇の櫓から攻撃されます。

黒門は薬医門があったそうです。
現在は礎石だけが残ります。ちなみに、この黒門は徳林寺というところに移築されているそうです。
明治の廃藩置県と廃城令によって、犬山城は残念ながら天守以外は全て解体されてしまいました。

黒門を抜けるとガッチリとした石垣が出てきます。
野面積みの隅石を見る限りでは、織豊系でまだ石垣技術の発展途上なのかなと感じます。
また、この石垣の前にも岩坂門があったとされています。

本丸を囲む石垣。
上には小銃櫓があります。
ついに本丸手前まで攻めてきた敵を倒すための、最終砦。
木が生えていてよく見えないのが残念。
個人的な注目は石垣です。隅石が先ほどと明らかに異なることがわかります。
算木積みになっているので、荷重が分散することから高く、急な勾配を形成することができます。

本丸を囲む石垣と小銃櫓。
石垣の出隅も素晴らしいのですが、入隅の石垣も素晴らしいと個人的に思っています。
違った曲線美を楽しむことができます。

本丸鉄門。
防御力を高める為に、当時は鉄板を貼ったことから鉄門と呼ばれていました。
本丸鉄門は復興城門の為、当時の形を再現したわけではありませんが、雰囲気は伝わります。
ちなみに、現在は管理事務所となっていて、日本100名城スタンプはこの櫓門の二階で押すことができます。

ワタクシは復興城門よりも脇にある美しいシルエット石垣の方が気になってしまいます。
石垣自体は高くはありませんが、熊本城のように上部が垂直に立ち上がる石垣。

本丸鉄門を抜ければ、現存天守では日本最古とされている天守が見えてきます。
土砂降りだった天気も、本当に不思議で青空が見えました。

城内の入口は石垣の中となり、まるで探検しているようで、大人でありながら無邪気にワクワクしてしまいます。

日本に残る現存天守は全国で12城のみです。
江戸時代から残る伝統的な木造建築を入口から楽しむことができます。

横架材を支える様に石垣に沿って設けられた格子の材料。
礎石の上に建てられています。

階段を上がると半地下のようになっていて、踊り場となっています。

小さなスペースにも関わらず、とても魅了されるところが多い空間です。

目の前で天守台石垣を見ることができる、貴重な空間となっています。

さらに上にあがると一階となります。
石垣を貫通して複雑に梁が取り合っていて、じっくりと観察すると非常に興味深い造りをしています。

やはり現存の木造は素晴らしいと改めて実感!
天井高があり、下り壁などは現代建築の鉄骨造と同じ構造。

犬山城には上段の間があります。
最後の砦となる天守は、住居ではないので無骨な板張りが主流ですが、犬山城の上段の間には畳が敷かれています。

張り出した屋根の垂木。
考えたらこの屋根となる天井部をこんな間近で見れるのは、なかなか無いかもしれないですね。

やはり木造は時が経つほど味が出て、より魅力的な建築物となります。

内部から見た唐破風。

下層階は天井組が剥き出しだったのに対して、最上階は板張りの天井となっています。

現存12天守の中で、廻縁と呼ばれるバルコニーがあるのは、ここ犬山城と高知城のみ!
手すりを高欄と呼びますが、現在の建築基準法で手すりの高さが1100mm以上とされていますが、歴史ある建築物の為手すりり高さが低いので、高所恐怖症の方は恐怖に感じるかもしれないです。
犬山城の手すりは腰くらいまでしかないので、怖がっている方がけっこういました。

犬山城は木曽川を背にして造られた堅牢な城です。

背後が天然の要害な上、木曽川の水路を抑える重要な役割を持った城だったと考えられます。

下から眺める天守も素晴らしいですが、高欄から眺める街並みも最高です。
遥か400年以上の時が経ち街並みは変わっても、ここから見る木曽川は今も昔も変わらない。
同じ景色を見ている。そんなことを考えてしまいます。

最上階から見た本丸の広場。
左手の小銃櫓も天守最上階からだと、よく見ることができます。

下に降りると、驚くほど快晴になりました!
青空と天守はやはり映えます!
仕事で忙殺される日々が続いたワタクシへのご褒美と言わんばかりの晴天!奇跡が起きました。

犬山城は複合式天守のジャンルに属していて、写真のように天守と付櫓が接続されています。
また天守には層塔型と望楼型があり、犬山城は望楼型天守になります。
織田信長の時代に広まった造りで、寺院のような建築物の上に別の建築物をくっつけたような造りを望楼型と呼びます。

令和の改修が終わり、漆喰を塗り直したことで、白と黒のコントラストがよりハッキリして美しく生まれ変わりました。
こうして日本の大事な文化は守られ、先に受け継がれています。
犬山城は織田信長の叔父にあたる、織田信康が築城したと言われています。
現在の天守が築城された年は議論され続けていましたが、柱の年輪などの調査から1590年と発表したことで、現存天守の中で最も古い城というのが確定しました。

城内でのんびりと見てまわった後は城下町に繰り出します。
また雲行きが怪しくなり、土砂降りになりました。先ほどの晴天はやはり格別なご褒美でした。
城下町からも天守を見ることができます。

犬山城に来た際は城下町も是非行ってほしいスポット。
食べ歩きもできる素敵な城下町です。

メンチカツとキュウリの一本漬けがとても美味しかった!
犬山城から最高のスタートを切ることができました。










