天神山城(武蔵国)

天神山城(てんじんやまじょう)は、埼玉県秩父郡長瀞町岩田にあった日本の城。

天神山城周辺の天気

別名白鳥城、根古屋城
城郭構造山城
天守構造不明
模擬2層2階(昭和45年RC造り)
築城主藤田氏
築城年1540年ごろ
主な城主藤田康邦、北条氏邦ほか
廃城年1590年
遺構空堀、土塁、石塁
指定文化財未指定
再建造物模擬天守

歴史・沿革

  • 天文年間に藤田重利(のちの藤田康邦)が築城したと伝えられている。1546年(天文15年)の河越夜戦以降に北武蔵に勢力を伸ばしてきた北条氏康に重利は1549年(天文18年)7月従属した。
  • 1560年(永禄3年)に上杉謙信が関東侵攻を開始すると藤田氏は上杉方についた。しかし、同年9月に北条氏によって攻め落とされた。
  • 1564年(永禄7年)頃に北条氏康の四男である氏邦が入城した。氏邦は1568年(永禄11年)10月から翌年9月の間に鉢形城に居城を移したが、その後も天神山城は使われ続け、1590年(天正18年)の小田原征伐の際に、鉢形落城と共に開城したといわれている。
  • 1970年(昭和45年)、観光を目的として本丸跡に模擬二重櫓(鉄筋コンクリート製)が建設されたが、採算があわず倒産し模擬天守を含む周辺の建物は放置されて、現在に至る。

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