滝の城

滝の城(たきのじょう)は、埼玉県所沢市城にあった日本の城。同市の東端で隣接する東京都清瀬市との都県境、柳瀬川の北岸に位置し、豊かな緑に覆われた断崖の上に 曲輪や空掘り跡などが残っている。

今日では本丸跡に「城山神社」が祀られ、その南側を中心に滝の城址公園(たきのじょうしこうえん)として整備され、梅・桜の木や運動施設などが揃う公園となっている。

滝の城の見どころ

■コンパクトながら空堀や土塁が良好に残っていて、堀底を歩けば一層 迫力を感じることができます。
■本郭の空堀には深くV字に掘り込まれた薬研堀は必見です。

御城印

※現在、滝の城では御城印は販売されていません。

滝の城 周辺の天気

別名本郷城
城郭構造平山城
天守構造なし
築城主不詳
築城年平安時代末頃か
主な城主大石氏・北条氏照の家臣か
廃城年天正18年(1590年)か
遺構土塁、空堀(含障子堀)、土橋、郭、外郭線
指定文化財埼玉県指定史跡

写真で見る滝の城

滝の城 本丸空堀
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滝の城 本丸空堀
滝の城 土橋と馬出
滝の城 本丸 薬研堀
滝の城 本丸-三の丸空堀
滝の城 三の丸空堀
滝の城 本丸-三の丸空堀
滝の城 猫城主
滝の城 柳瀬川
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レポート

滝の城について

滝の城は 別称本郷城とも呼ばれ、1925年(大正14年)に埼玉県指定史跡に指定されている。

その原型は、伝承によると1180年(治承4年)頃に 源頼朝の挙兵に応じて土豪が築城したものと言われているが、記録などは残っておらず詳細は不明である。また、後述の横穴墓群の出土により、この場所は城としての成立以前の古代においても何らかの重要な拠点として使用されてきたものと推測される。

戦国時代には、関東管領上杉氏の家臣で武蔵国守護代 大石氏の滝山城(後に八王子城)の支城として対岸の清戸番所との関係もあったとされる。その後大石定久の代に後北条氏の支配下となり北条氏照の支城になった。

氏照は本拠の滝山から北関東に度々出陣しており、その直線上にあたる滝の城は軍勢集結の拠点になった。1564年(永禄7年)の北条氏による下野への遠征の際にはこの城で陣揃(じんぞろえ)が行われたことが記録されている。

その後1590年(天正18年)、豊臣秀吉の小田原征伐の際に、浅野長政率いる豊臣方に城北側の大手方面から急襲され八王子城と共に落城、徳川家康の関東入国の領内整備の頃には廃城となったと推測されている。
滝の城にある七曲坂には、木肌に傷をつけると赤色の樹液が出ると伝えられる大きな黒松があり「血の出る松」と呼ばれていた。1972年(昭和47年)に枯れてたため伐採され、跡地には記念に「血の出る松の跡」碑が残っている。

構造

その構造は多郭式平山城で、面積約6万6,000m² 、本丸跡を中心に二の丸・三の丸などの曲輪や物見櫓、複雑に張り巡らされた空堀などの跡がよく残っており、大手は本丸の更に北方に、また北西に搦め手があったとされる。北東方向の台地続きには外郭線を有している。

■1986年(昭和61年)の発掘調査では三の丸跡などから障子堀跡も発見されている。
■本丸北端西側の土塁の切れ目で、格式の高い門である四脚門が検出されている。白い玉石も敷いてあった。この位置から空堀を越えて「馬出」と呼ばれる郭まで橋が架かっていたと推定される。

名称の由来

郭の東側、出郭と城外を画す小谷に、かつて「金津の滝」という滝があり、現在では痕跡が残るのみですが、この滝が城の名の由来とされる。

今日では斜面の岩場に僅かな流れが残るのみで、この小流が南に流れ込み公園の池を形成している。

MEMO
所沢市の生涯学習推進センター3階「常設展示室」にて滝の城の復元模型を見ることができます。
整備も行き届いているので、気軽に中世城郭を楽しむことができるのもポイント!

マップ

交通アクセス

■西武新宿線・池袋線 所沢駅東口、JR武蔵野線 東所沢駅、または東武東上線 志木駅南口から、西武バス・所52系統で停留所「城」下車、徒歩3分。
■西武池袋線清瀬駅北口から、西武バス清64系統で停留所「台田団地」下車、城前橋を渡る。徒歩10分程度。

■関越自動車道所沢ICから(さいたま方面出口~坂の下交差点右折~城公民館前信号左折)約5分。

滝の城 周辺スポット

所沢航空記念公園

日本初の飛行場だった所沢飛行場が米軍から返還されたのに伴って、その跡地に整備された緑豊かな公園。広大な敷地には「所沢航空発祥記念館」、テニスコートや野球場などの運動施設、野外ステージ、日本庭園や茶室などがある。

→オフシャルHP

所沢ぶどう園

ぶどう狩りと直売の観光ぶどう園。巨峰・シャインマスカットをはじめ約10品種を扱っている。ぶどう狩りは8月上旬-9月下旬までで、品種によって時期が異なる。ぶどう園の入口には直売所があり、その時期のぶどうの他、ぶどう製品・朝採り野菜も販売している。

→オフィシャルHP

狭山不動尊

増上寺の二代将軍秀忠(台徳院)霊廟入口の門。
増上寺の台徳院霊廟に三代将軍家光が建立した御成門。
長州藩主だった毛利家の江戸屋敷の不動寺総門が移築現存している。

→マップ

滝の城 周辺宿泊施設

滝の城 周辺グルメ

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