【新潟県】猿橋城

CASTLE DATA FILE.33
登城日:2024年1月6日
交通手段:JR北陸本線「上越妙高駅」車で25分
ステータス:市指定史跡
ジャンル:山城
遺構:曲輪・土塁・堀切
御城印:ー

いつ誰が何のために築城したのか謎。ミステリアスな山城

年明け4城目は新潟県妙高市にある猿橋城に行きました。
あまり知られていない超マイナーな山城です。

前日に上杉謙信の居城である春日山城に登城し、春日山城の支城はこの界隈に多く存在しているのでネットや本で調べていました。

その中で支城かも分からず、誰がいつ何のために築城したのかも不明な城が猿橋城だったので、一番ミステリアスな城を攻略することにしました。

もう一点は、やはり人が少ない山城は冬を越えると熊が怖いので、一応熊が冬眠中の冬の内に攻略したいというのが、もう一つの理由でした。

猿橋城は新潟県と長野県の県境にある場所にあり、駅からは果てしなく遠い位置。

今回は車で行きました。
廃校となった小学校の脇に看板があったので、看板通りに向かいました。

山道の入り口。

時間は15時頃。微妙な時間でしたが、さっと登って雰囲気を見たらすぐに帰れば大丈夫と過信したのが間違いでした。

妙高市の市指定史跡なので、山道は整備されています。
入口は広大な敷地が広がります。おそらく、田畑であると考えられます。

まずはこのロケーションに心が綺麗に洗われます。
標高2450m 日本百名山の妙高山です。

猿橋城の標高は370mですが、登城口が既に高めの場所にあるので、絶景を見ることができます。
雪で登城路が分からず、途中で道に既に迷っていました。

木が少なくなり、何処が城郭までの道なのか分からなくなっていて、この土塁が伸びている方向へ登って行ったのですが、途中で曲がるのが正解だったようです。

結果として道は間違っていましたが、斜面を登り進めると堅堀のようになっていることに気付きました。

写真では伝わりにくいのですが、斜面は割と急です。

近接して隣にも同じように連続して堅堀のような斜面に沿って縦長に大きな窪みがありました。

こちらの方がやや幅広いですね。
城の遺構かは不明ですが、人工的に作られたのは間違いなさそうです。

山の斜面に沿って下に伸びています。

おそらく道を間違えたかなと気付いたのですが、そのまま上に登れば尾根沿いを歩けるのではないかと思い、そのまま先に進むと獣が掘ったような穴を発見。

動物の足跡が周りの至る所にあったので、危険を感じつつも先に進みます。
後から地元の方に聞いたら、猪が掘った穴の可能性が高いとのこと。

やはり、道を外れるのは危険が多いと改めて感じました。

尾根まで登ったものの、木が多くて先に進むことは困難と判断して、一度登った道を下ります。
ここで大幅な時間をロスしてしまいました。

一度来た道を引き返して、正しいルートに戻ります。
喰違いのようにクネクネとした登城路。

これぞ山城!ボルテージが上がってしまいます。

途中、謎のスペースを発見。
堀のように不自然な斜面が半円状になっています。
遺構かは不明。しかし、すごく気になります。

謎の半円状の謎スペースの脇を通って主郭へと進むことができます。

そして半円状謎スペース脇を登るとすぐに、また喰違いになっています。

きっと主郭が近い証拠。

さらに主郭に近ずくに連れて地形の凹凸が多くなっています。
この道の先が尾根で、90度曲がれば主郭になります。
かなり狭い道で左手は急斜面の崖です。

まさに尾根沿いを歩いているという感覚。
山の形状がハッキリ分かります。

主郭は段々になっていて、まるで戦艦のように細長い曲輪。

人の足跡があるので、この時期に登城した強者が他にもいるようです。

山頂には休憩所のような小屋があります。

山の方は雲がかかり日が落ち始めました。
ちなみに、妙高山の麓は上杉謙信が川中島に出兵する際のルートでした。

猿橋城を挟んで信濃への交通ルートがあるので何かしらの関係がある可能性が高いのかと勝手に妄想します。

猿橋城の形状として全体が急斜面な為、居住するほど大きな曲輪はありませんでした。
主郭もかなり細長かったので、狼煙台のような役割があったのではないかと想像できます。

小屋の前には記念碑がポツンと建っています。
猿橋城の標高は370mなので、山城の中でも割と高め。

春日山城からは車で約20分ほど。
やや遠目ですが双方見晴らしが良い城なので主郭から見える位置です。
どうしても春日山城及び上杉謙信との関係性を探りたくなります。

この時、既に16時頃でやや薄暗くなってきてました。

※後から調べると小屋脇の塔は狼煙台のようです。

小屋の裏に周ると空堀のようになっていて、主郭を守るための防御機能で間違いないかと思います。

空堀は斜面に沿って落ちて竪堀のようになっています。

※後から調べるとこの辺りに堀切があるようなので、もしかしたらこれが堀切の可能性があります。

日が落ちてきたので、太陽の光が少しでも当たる帰りは反対斜面を降る別ルートを選択。こちらは、日当たりが良いのか雪がありません。

写真でも伝わるほど、主郭の周りがかなり急斜面に切り出されているのが分かります。

こちらも山の形状が分かるほど尾根に沿って降ります。

振り返っての一枚。
帰りのルートはかなり斜面が急なので、連続した食い違いの道になっていました。

こちらのルートは廃校になった小学校の脇から出てきました。
ミステリアスな猿橋城は、登城してみると遺構らしきものが多く、想像よりも断然楽しいものでした。

探せばもっと遺構が眠っていると思われます。
情報が乏しい山城は初めてでしたが、逆に想像が膨らみ、宝探しのような感覚になったので、新たな楽しみ方を知ってしまいました。

猿橋城の近くには鳥坂城跡なる山城があるので、早ければゴールデンウィークに再度、上越地方に来たいと思います。

今回、遅い時間帯に登城したことで、帰りの山道は薄暗くなったのでライトを照らして一人で下山することになりました。

楽しかった反面、非常に反省の多い登城となりました。