【宮城県】多賀城(再訪)

CASTLE DATA FILE.63
登城日:2026年6月12日
交通手段:JR東北本線「国府多賀城駅」徒歩約10分
ステータス:日本100名城・国指定特別史跡
ジャンル:政庁
遺構:土塁・礎石
復元建築:南門
スタンプ:2025年2月24日に押印済み
御城印:2025年2月24日に購入済み
前回訪問:2025年2月24日
創建1300年を記念して再建された南門を攻める
東北遠征の2城目は昨日の利府城に続いて多賀城に再訪城。
2025年2月以来となります。
昨日攻略した利府城がある利府町と多賀城は隣接しており、地境となっています。
前回来た時は南門の復元工事が終盤に差し掛かっている状態でしたので、今回は復元工事が完了した南門を見に来ました。
多賀城は特別史跡に指定されており、奈良時代の西暦724年に創建されてから約300年に渡って、東北における軍事や政治、文化の中枢として機能しました。
中央の「平城宮」、西の「太宰府」、東の「多賀城」は日本三大史跡で、奈良時代の日本のファクターとなります。
東北本線国府多賀城駅からも近く、無料駐車場もあり、仙台市内からも比較的近いので観光としても行きやすいスポットです。
日本100名城にも選定されています。
まずは車を停めてから政庁跡方面へ向かいます。
政庁に向かう道として政庁南大路があります。
多賀城のメインストリートとなり、奈良時代は幅12〜14mで平安時代には幅23mだったと考えられています。
現在は13m規模で復元されています。
道の脇には発掘調査で発見された建物跡が分かりやすく記されています。
政庁南大路と建物群を仕切る塀の跡。
太さ25cmの柱が等間隔で建てられており、屋根付きの板壁であったと考えられています。
写真のように少し高くなった建物群と、政庁南大路の間を仕切っています。
政庁南大路を登り切った先には、中心部となる政庁正殿がありました。
この辺りには多くの建物跡が出土しています。
錠前官衙と呼ばれ、兵士の監督や行政実務が行われていたと考えられています。
政庁南大路を登り、振り返ってのショット。
平日ということもあり人が少なかったので、良い写真が撮れました。
直線的で幅広いのがこの時代の特徴です。多賀城は特に規模も大きく、復元度も高いといえます。
こちらは政庁南門跡。
ここには多賀城の心臓部となる政庁の入口として、南門が建っていました。
現在は当時の礎石が残っています。
政庁南門の周りは土塁で囲まれており、当時はこの土塁の上に塀が建っていました。
後に出現する、武士の館となる方形居館の原型なるものを見ることができます。
中央には政庁正殿跡があります。
当時はこのように、立派な建築物が建っていたと考えられています。
多賀城において最重要な場所で、儀式などが行われていました。
政庁南門跡から政庁正殿跡までの石敷きの道や、正殿の区画なども華麗に整備されています。
政庁正殿跡には礎石が残っています。
当時の礎石がそのまま残っており、1000年以上の時を経た今でも、石は時空を超えてこの場所にかつての栄華があったことを伝えています。
まさに歴史のロマン。
政庁南大路を歩いて戻り、政庁の正面から300mの位置に外郭の南門が復元されています。
南門は多賀城の正門となる入口だったと考えられています。
多賀城創建1300年を記念して、今年の4月に復元工事が完了しました。
昨年の2月はまだ近寄ることができなかったので、この南門を見ることが今回の目的でした。
高さが14.5m、桁行が10.5m、二重の八脚門です。
南門の他に東門と西門の跡も発見されており、将来的な復元が計画されています。
発掘調査の成果で、多賀城は大きく3度の改修が行われたことが分かっています。
第1期から第4期までの変遷があり、もっとも華やかだった第2期の姿をイメージして復元されています。
どの角度から見ても美しい!
太宰府や平城宮は認知度が高く有名ですが、多賀城は歴史的価値の高さの割には、認知度が少し劣っている印象。
この南門を皮切りに整備が進めば、多賀城は観光誘致の起爆剤になり得るポテンシャルを持っています。
南門に接続している築地塀。
多賀城は広さが107.6ha、東京ドーム23個分を誇り、約900m四方を築地塀や材木塀が囲んでいました。
今回の復元では南門の左右10m程が復元されています。
塀の高さは4m程で瓦葺。
塀に見える横線は、この高さになるまで何層にも土を突き固めた跡です。
築地塀の復元では当時と同じ工法で造られています。
南門の近くには小さなお堂があります。
このお堂の中に眠るのは多賀城碑。
2024年になんと国宝に指定されました。
西暦724年に大野東人によって創建されたことなどを裏付ける、古代東北の歴史を証明する極めて貴重な資料となっています。
石には今でもハッキリと刻まれた文字を確認でき、1300年以上前に残されたメッセージを見ることができます。
南門の前にはガイダンス施設も新たに造られており、映像や資料で多賀城を知ることができます。
30年前くらいから多賀城は何度も見てきましたが、近年になって急速に整備が進められているので、今後にさらなる期待がもてます。
多賀城跡は幾つかの区域に分かれており広大な敷地なので、今回は南門を中心に見て周りましたが、前回は大畑地区や作貫地区も攻略しているので、興味がある方は前回のレポートを見て頂けると、多賀城の規模の大きさや魅力が伝わると思います。
明日より初の秋田県へと移動します。



































