脇本城【続日本100名城】

脇本城跡は、安東氏の一族安東愛季(ちかすえ)が安土桃山時代の天正5年(1577年)に大規模な修復を行って、居城とした城であるといわれています。
その規模は総面積約150ヘクタールに及び、東北最大級といわれています。
城の遺構は、多数の曲輪・土塁・空堀・井戸跡などの他、虎口と呼ばれる城の入口部などが確認され、発掘調査では当時使用した陶磁器などが出土しています。
男鹿市のみならず、秋田県内でも代表的な城跡として重要な史跡となっています。指定面積1,289,760平方メートル。
脇本城の見どころ

脇本城は東北を代表する巨大城郭で、驚くのは城郭全体の残存度が高いことです。
どこを歩いても曲輪が広がり壮大な景色を見ることができます。その他にも空堀、土塁、井戸跡も規模が大きく、当時の遺構が良好に残っています。
脇本城から見た日本海は唯一無二の景色で、当時と変わらぬ男鹿半島の眺望を見ることができます。

土塁

井戸跡

虎口跡

堀切

空堀

竪堀
登城レポート

ポイント
- 東北屈指の巨大城郭で見どころが多く、綺麗に整備もされている
- 土塁や空堀などが残り、曲輪はほぼ当時のままの状態なので満足度が高い
平均:4.16
合計:25.0
- 遺構:遺構の多さ、貴重度
- アクセス(目安):新幹線が最寄り→5、駅が近い→4、駅から歩いて行ける距離→3、駅から遠いがバスが走っている→2、車が無いと行けない→1
- 満足度→攻城のトータル総評
- 歴史→時代に影響を与えた歴史の舞台→5、有名な武将や合戦があった城→4
- 整備:トイレの有無、城内の解説板、パンフレットのクオリティの評価
- 城郭範囲:観覧範囲の広さと、遺構の残存度。見どころの多さにも直結
※全ての城にそれぞれの魅力があるのは前提での主観的評価になります。
名城スタンプと御城印
■続日本100名城スタンプ
・史跡脇本城跡案内所(脇本城内)
※冬季期間は「道の駅おが・オガーレ」に設置
■御城印販売
・菅原神社にて販売
脇本城の周辺天気
| 城郭構造 | 階郭式山城 |
|---|---|
| 天守構造 | 建造されず |
| 築城主 | 鎌倉幕府側勢力 |
| 築城年 | 元弘4年(1334年) |
| 主な改修者 | 安東愛季 |
| 主な城主 | 安東氏 |
| 廃城年 | 天正18年(1590年) |
| 遺構 | 曲輪・土塁・空堀 |
| 指定文化財 | 国の史跡 |
写真で見る脇本城
脇本城について
元弘4年(1334年)に鎌倉北条氏派の武士が築き、康正2年(1456年)、安東政季は小鹿嶋(現在の男鹿)に入り、この城を拠点とした。
天正5年(1577年)、檜山、湊の両安東氏を統一した安東愛季が、名目的ではあるが嫡子の安東業季に家督を譲り、脇本城を隠居城とすべく大規模な改修を行った。
天正18年(1590年)の豊臣秀吉による奥州仕置から慶長7年(1602年)の佐竹氏による久保田城築城の間に、廃城になった。
城跡は平成16年(2004年)に国の史跡に指定された。
脇本城の構造
男鹿半島から日本海を臨む東日本屈指の規模を誇る山城で、その広さは150haに及ぶ。標高約100mの丘陵を活かし整備した土づくりの城で、石垣は存在しない。
現在は内部に菅原神社、本明寺、萬境寺が鎮座している。中央を古来から男鹿半島への道であった「天下道」が通り、曲輪がそれを挟み込む形となっている。決して守りを疎かにしているわけではなく、中心部には比較的細い天下道を通るほかなく、竪堀や土塁、虎口が配置されて守りにも適していると見受けられる。中心部は連郭式の山城が二つ合わさった形にも見える。
生鼻崎は江戸時代の地震によって一部が崩壊したとされている。
遺構
多数の曲輪、土塁、空堀、井戸跡などの他、虎口が確認され、発掘調査では当時使用した陶磁器などが出土している。近年は地域ボランティアの尽力により草などが刈られており、遺構は比較的見学しやすい。
脇本城 周辺スポット
真山神社
男鹿北部に位置する真山は、南部の本山や東部の寒風山と同様に、古くから山岳信仰の霊場として、時の支配者の庇護を受けながら栄えました。
その繁栄ぶりを今に残しているのが真山神社です。杉木立に囲まれた境内は静かで、古代以来の荘厳な雰囲気を感じることができます。なまはげゆかりの地として神社の境内では、毎年2月なまはげ柴灯まつりが行われることでも有名です。
赤神神社 五社堂
鬼が築き上げたという999段の石段を登ると赤神神社五社堂が見えてきます。祀られているのは5匹のなまはげで、両親と子供3人だといいます。
赤神神社の赤神とは、前述の漢の武帝のことだと言われています。男鹿には赤神や鬼に関する言い伝えや神話が数多くあります。「男鹿の赤神と津軽の黒神のけんか」もそのひとつ。
また、そばには覗いたものの余命をあらわすとされる「姿身の井戸」や「御手洗の池」などの不思議なスポットがあります。
大龍寺 楽水亭庭園
日本海と奥羽山脈を借景に取り入れた歴史ある日本庭園と多宝塔様式で鐘楼を兼ねた龍王殿があり、龍神の美女伝説と共に 四季の風情が訪れる人を魅了してくれます。
その歴史は古く、弘治年間(1555~1558年)に再興開山された七堂伽藍の禅寺(曹洞宗)。女川、脇本、そして現在地に至ったとか。
男鹿真山伝承館
男鹿地方の典型であった曲家民家を再現した伝承館では、ナマハゲにまつわる風俗、農具類など民俗資料の展示もあり昔の暮らしを目で感じられます。また、大晦日のなまはげ行事の再現も行われ、囲炉裏にあたりながら、家中を暴れまわるなまはげを間近に見ることができ、その迫力を感じられます。
無料駐車場も完備。真山神社、なまはげ館とあわせて男鹿にきたら是非立ち寄って欲しいナマハゲ関連スポットです。
脇本城 周辺宿泊施設



























