奈良県
日本のはじまりの地と言われている奈良県。
戦国時代には筒井氏・越智氏・十市氏・箸尾氏などが北大和地域に割拠し争ったが強力な支配勢力となりえず、細川氏や畠山氏・三好氏の後援を受けた赤沢朝経や木沢長政・松永久秀といった他国勢力の支配を受けた。
16世紀末に戌亥脇党の筒井順慶が織田信長の力を背景に大和を概ね制する。また、一向宗の布教拠点として今井町が環濠城塞都市化して信長軍と闘ったが、武装放棄されたものの検断権を許され商工業を盛んにし自治都市として発展した。
豊臣秀吉の時代、順慶亡き後筒井氏は伊賀国に転出し、代わって郡山城に大納言豊臣秀長が拠を構え、地域の再編と産業奨励に乗り出し大和は安定した。
江戸時代は奈良・五條・今井を幕府が直轄支配し、郡山藩が15万石で最大石高で、高取藩が2万5千石、丹羽国柏原へ移封したが元禄8年(1695年)まで宇陀松山城に所在した松山藩が2万8千石で、小泉藩・柳生藩・柳本藩・芝村藩・櫛羅藩などは陣屋であった。また、交代寄合の平野家の田原本陣屋があった。
奈良県
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| 高取城【日本100名城】 高取城【高取町】 高取城は大和郡山城の支城のひとつで、脇坂安治や本多利久が城主を務めた。日本国内では最大規模の山城で、日本三大山城のひとつ。一国一城令の際も重要な山城として破却を免れ、現在も石垣や石塁が残されている。 ![]() 遺構:石垣・堀・井戸など多数 縄張り:山城(国指定史跡) | |
| 大和郡山城【続日本100名城】 大和郡山城(やまとこおりやま)【大和郡山市】 筒井順慶が築いた城で、その後は羽柴秀長の居城となり大改修。江戸時代には譜代大名が歴代城主を務め、柳沢吉里が入封後は柳沢氏が明治維新まで居城とした。天守台の石垣には大量の墓石や地蔵が転用されており、貴重な織豊系の石垣を楽しめる。 ![]() 遺構:石垣・堀 復元建築:大手向櫓・東櫓・大手門 縄張り:平山城(国指定史跡) | |
| 宇陀松山城【続日本100名城】 宇陀松山城(うだまつやまじょう)【宇陀市】 福島正則の弟・福島高晴の居城。豊臣政権においては、伊藤義之、加藤光泰、羽田正親、多賀秀種らの居城となり、大規模な改修が行われ近世城郭へと移行した。城下町は重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。 ![]() 遺構:門・石垣・曲輪・空堀 移築建築:法楽寺に城門・御殿 殿舎(現在の本堂)が移築 縄張り:山城(国指定史跡) | |
![]() | 小泉城 小泉城【大和郡山市】 小泉氏によって築かれた城。天文年間には筒井氏の重臣となり、筒井定次が伊賀に移封した際も従っている。その後は豊臣秀長の家臣である羽田長門、さらに片桐且元の弟・片桐貞隆が城主となる。1623年には小泉陣屋が築かれている。 遺構:水堀 移築建築:小泉神社に陣屋の城門が移築 復元建築:櫓(復興櫓) 縄張り:平城 |
![]() | 筒井城 筒井城【大和郡山市】 筒井氏の居城として知られている。筒井城の城域は、おおよそ南北400m、東西500mと、平地部に築かれた中世の城としては比較的規模が大きかった。遺構は、ほぼ残っていないが曲輪を巡った堀跡は今も残る。 遺構:水堀 縄張り:平城 |
![]() | 多聞城(たもんじょう) 多聞城(たもんじょう)【奈良市】 多聞城(多聞山城)は松永久秀の居城で四重の天守が築かれていたことで有名である。多くの城に見られる多聞櫓は、久秀がこの城に築いた長屋形状の櫓がその由来とされている。織田信長が名香「蘭奢待」を切り取ったのは、まさに多聞城とされる。 遺構:土塁・空堀 縄張り:平山城 |
![]() | 信貴山城(しぎさんじょう) 信貴山城(しぎさんじょう)【平群町】 信貴山城は松永久秀の居城。110をこえる曲輪と四重の天守があり、奈良県下最大規模の中世城郭だった。信長に謀反を起こした久秀が籠城し、名茶器である「平蜘蛛茶釜」を粉々に割って、天守とともに爆死したという逸話で有名な城である。 遺構:曲輪・空堀・土塁・門跡 縄張り:山城(県指定史跡) |
![]() | 龍王山城(りゅうおうさんじょう) 龍王山城(りゅうおうさんじょう)【天理市】 龍王山城は南北2つの城域にわかれる大和国最大の中世山城です。松永久秀の信貴山城、筒井順慶の椿尾城とともに、大和三大中世山城に数えられている。久秀が織田信長への謀反に失敗し滅亡したため、龍王山城も廃城となる。 遺構:曲輪・土塁・空堀・石垣 縄張り:山城 |
![]() | 椿尾上城(つばおかみじょう) 椿尾上城(つばおかみじょう)【奈良市】 松永久秀に追われた筒井順慶がここを本拠に反撃を開始したという歴史がある。大和三大中世山城のひとつで、良好な遺構が残っている。 遺構:曲輪・石垣・土塁・堀切・畝状竪堀・井戸 縄張り:山城 |
![]() | 柳本陣屋 柳本陣屋【天理市】 織田信長の弟である織田有楽斎が隠居する際に、五男・織田尚長に一万石を分知してできた柳本藩の陣屋である。遺構としては堀の石垣が一部残っているほか、橿原市にある橿原神宮に表向御殿が文華殿として、近くの民家に陣屋西門と伝わる門がそれぞれ移築現存している。 遺構:石垣・堀 移築建築:橿原神宮に御殿・民家に陣屋西門が移築現存 縄張り:陣屋 |
![]() | 貝吹山城(かいぶきやまじょう) 貝吹山城(かいぶきやまじょう)【高取町】 大和の有力豪族である越智氏が築いた城で越智城の詰城だった。1546年には筒井順昭によって攻められ城を奪われる。後に奪還し、織田信長に臣従して大和に勢力を拡大した松永久秀に攻められ、応戦するも最後は降伏。城址には崩壊した石垣が残る。 遺構:曲輪・石垣・土塁 |







